ふたば幼稚園
園長の瀧田真と申します。
ふたばについて
少し長いですが
ご挨拶させて
頂きます。
今年度で、ふたば幼稚園は
創設65年を迎えます。
ふたば幼稚園の始まりは、
初代理事長である 瀧田 潔が亡き息子の
「社会福祉をやりたい」
という想いを叶えたいと、
戦後の混乱の中、
子どもたちが集まり学べる場所をと
幼稚園を創設しました。
そして2代目である瀧田 登が
「教育とは愛である」
「教育とは生活そのものである」と
社会福祉に教育哲学を取り入れ、
ふたばの理念が出来上がりました。
様々な変遷をたどりつつ、
「一人一人が自己発揮をし、
生き生きと自分らしく輝く。」
という理想を掲げ、
現在のふたばを創り上げて参りました。
そして、この理想を引き継ぐにあたり、
身に余る大役に心も体も引き締まる思いです。
近年子ども達を取り巻く環境は
様変わりをし、
未来の想像が難しい現状です。
しかし
「どのような未来でも、
どのような環境でも子ども達が自己発揮をし、
生き生きと自分らしく輝く。」
自分で考え切り開いていく力を、
自ら学ぶ力を備え、
どんな事も乗り越えていける
「生きる力の賢い子ども」を
育てたいと願っています。
クラス担任を務めさせて頂く中で
幼児教育の難しさを感じました。
一人一人に合った対応の仕方、
手助けをするタイミングや
声を掛けるタイミング、
子どもの興味関心を向けさせる
言葉かけや言葉選び、
友達とのトラブルの解決の中で
どちらも思いも大切にしたいが、、、
など、難しさを痛感しました。
それと同時に、子ども達と
生活をする面白さ、
子どもの大人には想像もつかないような発想や
新しい発見を共感する喜び、
お友達を気遣う優しい姿、
悔し涙を流すほど夢中に挑戦する姿など、
様々な事を経験し、
子ども達から人とのコミュニケーションの仕方、
自分の思いをどう相手に伝え、
相手の思いを知り、
どう自分の思いに折り合いをつけていくのか、
人に優しくする大切さ、
やってみようとする意欲の大切さと
失敗から次に向かう大切さなど
多くの事を学ばせてもらいました。
子ども達との生活を通して、
自分自身をも成長させてくれる
子どもの生きる姿勢、
幼児教育の知らず知らず私をも成長させてくれる
底知れぬ奥深さを
実感しています。
ふたばの理念
〝「生活」即「学習」
「学習」即「生活」〟を胸に、
理想に向かって模索しながらも、
歩み続けて参ります。